花の里公園奉仕団 10月7日 少し暑い、でも快適な秋です。土留め工を作りました。
公開日:2025年10月09日 最終更新日:2025年10月10日
最高気温30度、少し暑さが戻りました、蚊が飛び回っていました。作業すると、汗が出ました。参加者は9名でした。
今回はガラッと変わって土留め工設置を行いました。土留め工とは土砂の崩壊を防いだり、斜面の安定性を高めたりするために、土砂をせき止める工法です。山腹の安定化を求めて行います。我々の補助金は森林ボランティアを支援するとして、除伐、倒木の処理等の整備の他に、伐採した木、竹等の資源活用を求めています。伐採物から貨幣価値を得ることは難しいので、資源活用の一つとして伐採木材を用いた土留め工を行いました。素人の集団にいきなり土留め工をと言われても、難しいのですが、御上の意向ですので考えて、我々なりに行いました。写真はほぼ完成後の土留め工です。
右下は土留め工を作っています。杭を打ち、一部は立木を利用、できるだけ大きな伐採木を斜面に平行に並べ積んでいます。伐採時に枝落しを行っているので、比較的容易に積むことができました。真ん中の写真は出来上がった土留め工です。長さは10mほどあります。周辺の伐採木を整理したせいですっきりしました。
もう一か所の土留め工です。大きな風倒木を利用しました写真下。風倒木を支えに伐採木を並べました。図では上を落ち葉等で覆ているため下の土留め工が見えませんが。慣れない仕事で手探りですが、全員でアーではないか、コーではないかとワーワー言いながら作り上げました。これはこれで面白い経験でした。
周辺を見渡してみると斜面の窪地に沿って、幅30mほどのだんだん畑?が見られます。図の細い線はその小さい段差の上面と下面を示しています。小さな沢に沿った窪地で水を集めやすい構造から昔稲を作っていた水田の後ではないかと思われます。水田の上に大きなスギが生えている所から見て80年以上前に放棄されたものと考えています。昔の人は少しでも可能性のある所でお米作りに励んでいたのでしょう。