花の里公園奉仕団 11月5日 落葉樹常緑樹混交林の常緑樹伐採に替わりました。
公開日:2024年11月07日 最終更新日:2024年11月08日
気温19度、秋、真ん中です。ぐっと冷え込むことがことがないためか紅葉は進まず、写真後ろの樹も青々としています。サクラはあまり紅葉せず落葉し始めています。元気に13名が参加しました。この森の植生は大きく竹林と落葉樹常緑樹混交林に分かれます。明瞭な境界で分けられるのではなく、相対的なものですが。竹林は主に斜面の下位に多く分布し、上位の混交林に向かって進軍しているという状況です。今回から竹林の伐採から混交林の常緑樹伐採に切り替えました。
次回、11月12日(火)は恒例の芋煮会を深田公園梅広場で行います。12時開始です。どなたでも無料で参加できます。ぜひ、食べに来てください。詳細は「イベント」に載っています。
混交林での伐採は半年前にも行っていて、主に公道側に沿った斜面上方は終了しています。写真下左半分はもう伐採が終了した地域です。右上方の緑色、植生旺盛な地域に向かって進んでいきます。まだ、紅葉が進まないので緑一色ですが、これから紅葉、黄葉が進み、常緑樹の見分けが容易になります。慣れていても春夏は見分けが難しく、間違えて落葉樹を切ってしまったと言う事も結構あります。
常緑樹を1本、切り倒したところです。径10㎝程度、危険性も低く、伸びた枝葉の範囲も結構広く、このぐらいの樹がやりがいがあり楽しいです。伐採後、葉枝を切り分けます、面倒くさいようで、歳をとって体力がなくなると、これが結構楽しいのです。ノコギリで大きく切り分け、パチリパチリと鋏を使い、細分し、盛り上げます。整理した後は元の樹の枝葉の勢力範囲がなくなってすっきりした空間ができます。
右のコナラと左のヒサカキが争っています。コナラの横にあったヒサカキ2本がコナラの幹に周囲を囲まれながら頑張っています。地上では相撲を取っているように絡み合っていますが、地下では互いの根がすみ分けているのでしょう。左上の写真は樹の上部です。大きなコナラに寄り添うようにヒサカキが立っています。ヒサカキはコナラの下で、受ける陽の光が少なくても生きていけるのでしょう。常緑植物の生命力はすごいですね。こう頑張っているのを見ると、一概に常緑樹を切るというのもためらわれますね。