花の里公園奉仕団 5月7日 生き物がうごめき出しました。
公開日:2024年05月09日 最終更新日:2024年05月10日
最高気温23度、またも前日予報は雨でしたが、当日、9時から曇りに変わり、集合しました。以後、天候は回復し一時太陽ものぞきました。雨の後の新緑の森は鮮やかな緑があふれ快適でした。13人が参加しました。そろそろ生き物が動きだし、アオガエル、セトウチマイマイに加え、輸入物?のカメまで出てきました。
雨に濡れた森は緑がきれいです。常緑樹も新しい葉がその名の通りきらきらと陽の光を浴びて輝いていました。葉の表面の光沢が強い特徴をもつ、カシ・シイ・クスのような植物を「照葉樹」といいます。日本の生活文化の基盤をなすいくつかの要素、例えば納豆・もちなどが、中国雲南省から長江流域・台湾を経て日本の南西部につづく照葉樹林地域に共通しており、共通の起源地から伝播したものではないかという仮説、照葉樹林文化論があります。反論もあるようですが、大好きですね、こういう話は。
本日の作業から斜面下方にある竹林の伐採にかかりだしました。下の光っているとこは下深田の水田です。手前のやや空いた空間が新しく作った山道です。改めて入ってみると、この地域の竹林の植生密度は凄いですね、切り開いていかないと前進できません。
常緑樹落葉樹混交林の伐採も続けています。この写真の中には6人が作業しているのですが、全てを見つけるのは難しいです。手前の高さ2m程度の特徴ある葉を持つのはカクレミノ。小さくまとまった形をしていて、どうしても残してしまいます。右の径10㎝ほどの白い樹は木肌に棘の付くカラスザンショウでこの場所には多く見られます。
春も進み、動く生き物があちこちに出てきました。代表的なアオガエルです。ぴょんぴょんと森の中を飛び跳ねる様子は本当にかわいいですね。左上はセトウチマイマイです。径3㎝、樹上性だそうで、多くの木肌に張り付いています。落ち葉や葉を食べるそうです。お菓子のお城に住んでいるようなものですね。右上は20cmほどの大きなカメです。写真検索ではキバラガメと出ました。ミドリガメとほぼ同じ種でアメリカからの輸入された愛玩動物で、このカメも誰かが放したものかもしれんせん。