近隣の小学校3年生環境学習が行われました。
公開日:2024年11月12日 最終更新日:2024年11月14日
秋晴れの11月6日、狭間小学校3年生がブイブイの森に来てくれました。
今日はまず森を散策して、竹の伐採体験、伐採した竹で弓矢を作るというメニューで学習します。
ブイブイの森は狭間小学校校区内の森です。遊びに来た事がある児童も一定数いましたが、
森の中を歩くこと自体が初めての児童もいて、散策時に怖い怖いと言いながら歩いている子もいました。
森の遊歩道を端から端まで歩いて行きました。遊歩道にはドングリがたくさん落ちていました。11月2日の大雨の後、地面には赤、白、茶色のカラフルなキノコがいっぱい。
「キノコ多すぎやろ」の声も聞こえました。ほとんどが毒キノコと思われるので、触ったり蹴とばしたりしない
よう注意をしました。
竹の伐採体験の場所に到着しました。ここの藪はマダケです。マダケの方がモウソウチクより肉が薄いので竹細工には主にマダケを使用します。
ノコギリを使う事が初めての児童がほとんどだった事でしょう。
ここで、ノコギリの使い方や竹の切り方を事前に説明しておけばもっとスムーズだったと反省しています。
5人ごとに班別けをして、班で1本の竹を切ってもらいます。当クラブのメンバーが横についてアドバイスをしながら、切って頂きました。
最初はノコギリの使い方に苦労してうまくいかなくても、竹が切れた時には表情がぱっと明るくなりました。また、待機している児童からも倒れる時には歓声が上がりました。
伐採の順番を待っている間に切った竹の枝打ち(枝払い)も体験してもらいました。竹の枝をノコギリで切ろうとしても硬くてなかなか切れません。
写真の赤い矢印の黒くなっている根元の部分に斜めにノコギリを数回入れて傷をつけます。そして枝を持って下の方向に倒すようにすると、あら不思議
子どもの力でもぽきっと外す事ができるのです。(この写真はモウソウチクです)
同じ場所にノコギリを入れるのが難しかったようですが、ぽきっと外れた時は気持ちがいいものです。
何度もチャレンジしてくれる子もいて、だんだんとうまくなっていくのを実感しました。
枝打ちが終わった竹の稈をみんなで広い場所に運んで行きました。
いよいよ、弓を作っていきます。竹をなたで割っていくのは危険な為、当クラブのメンバーで行いました。
割った竹に切れ目をノコギリで入れて糸を張ってもらいました。
矢は森に生えている太めの笹を利用しています。出来上がったら、すぐに遊んでみたいですよね。
最初からうまく飛ばす子もいますが、全く初めてでどうやったら飛ぶのかわからない子もいます。
うまく飛ばす事ができた子が弓の中央を持って、矢の下に指を置いて安定させるんだよとアドバイスしていました。
全く飛ばすことができなかった子が大きく飛ばす事ができた時の笑顔が印象的でした。
弓矢が完成して全員集合!弓矢と切った竹の入れ物を持って小学校まで戻って行きました。
今日は森、ノコギリ、弓矢と何もかも初めての体験ができたのではないでしょうか。
今はプラスチック製品が溢れていますが、昔は身近にある竹で食器やざる、日用品を作り、また遊び道具としても活用していました。
竹ってすごい。そんな事をちょっとでも学習できれば嬉しいです。また、ご家族と一緒にブイブイの森に遊びに来てくださいね。