メンバーの皆さまで竹で素麺や蕎麦の器を作りました
公開日:2024年07月01日 最終更新日:2024年07月01日
今年は第五週の週末は作業をお休みし、お楽しみ会を開催することにしました。
第一回目の6月29日(土)はメンバーのT氏のご指導のもと、伐採したモウソウチクで素麺や蕎麦の器を作りました。事前に太くて真っ直ぐで節間が短い竹を選んで伐採をして乾かしてありました。
まずは鋸で、節の外側を切っていきます。
次になたで縦半分に割ります。女性陣はなたを使うのが初めての人も多く最初は怖かったですが、
スパッと半分に割れた時は爽快感を感じ病みつきになりそうです。
叩く棒も事前に伐採した常緑樹を使って手作りしています。
縦半分に綺麗に割れました。綺麗ですねぇ。
やすりで面取りをして、さらに底になる部分を切り取ります。再度なたで割るんですが、深くなたを入れすぎて底に穴があかないか、いがんでしまわないか緊張しました。上手く水平に安定した時は歓声が上がりました。
次にすのこを作りました。小さい方のなたで縦に細く割ってから厚みを減らし、やすりで面取りしていきます。すのこを手作りするという発想は今までなかったなあという声がありました。
できるものなんですね。
短冊が揃えば糸のかけ方を指導してもらい、料理用の糸ですのこを編んでいきます。出来上がり見本は面取りも綺麗でグレード高め。これは細かい作業で結構難しかったです。
皆さん、それぞれ作業に集中しています。ちょっと、一服して水分補給をお願いしますよ!!
約2時間ほどで、皆さん素敵な器が完成しました。竹の短冊を表裏に編んでおしゃれなすのこを作ったり、残った竹で菜箸も作った方もいらっしゃいます。
竹は成長も早いし、伐採も比較的簡単です。プラスチックが普及するまで昔は身近な竹を利用してざるや器を手作りされていたんでしょうね。
使えなくなって捨てても自然に帰るので環境にも優しいです。色々と勉強になった半日でした。次回は何をしましょうか、今から楽しみです。