しいたけの駒打ちを行いました
公開日:2024年02月25日 最終更新日:2024年02月29日
2月24日(土)の活動です。この日は当クラブの活動にご支援してくださっている三菱UFJ環境財団のY氏が視察に来られ、ご一緒に原木シイタケの駒打ちを行いました。
前日まで数日間ずっと雨模様で、この日の翌日も雨。活動日だけ晴れるとは素晴らしいです。晴れ男,晴れ女さんは誰でしょう。
事前連絡の効果もあってか、沢山のメンバーが参加して楽しく駒打ちができました。
今回はスチロール製の菌栓を付けて駒の形にした種菌、形成菌(成形菌ともいうようです)を初めて使用しました。
ベテランさんも初めて見た代物で、何これ?錠剤みたいと事前から盛り上がっていました。ケースから外す手間はありますが、皆さん楽しんでされている様子です。
今年の1月12日に伐採したホダ木にまずドリルで穴をあけていきます。太いホダ木は多めに、細いホダ木は少な目にあけます。
あけた穴に駒菌を差し込んでいきます。金槌を使ってトントン叩かなくても指で入れていくだけなのでお手軽です。Y氏も初めての体験と仰ってお手伝いをしてくださいました。
あけた穴には必ず駒菌を入れないとそこから他の菌が侵入して木が腐ってしまう可能性があります。一通り穴をふさいだホダ木は別の人が入れ忘れがないかチェックをしていきます。
ダブルチェックをしたつもりでも、なんと3個もの入れ忘れをY氏が発見してくださり、助かりました。Roganの我々は見えていないんですね。
出来上がったホダ木はしばらくは組んで寝かせておきます。すぐに立て掛けたいところですが、菌を落ち着かせる意味合いがあるそうです。焦りは禁物。
収穫まで約2年、楽しみですね。
何か騒々しいなぁと作業場にアマガエルが出てきました。暖かい日があったとは言え、まだ2月です。濃い茶色の肌は土の中にいた証拠。冬眠中だったのでしょうか。
起こしてしまってごめんなさいね。
ブイブイの森には高さ20mを超えるコナラの大径木がたくさんあります。その一部がカシノナガキクイムシにやられて枯れてしまいました。
昔の里山ではここまで大きくなるまで放置をせずに薪や炭、ホダ木に利用をしていました。ホダ木用に伐採したしたコナラ、クヌギは成長ざかりの木です。
伐採するのはかわいそうですが、大きくなりすぎるのも問題があります。萌芽再生能力の高いコナラ、クヌギです。二年前にホダ木用に伐採したした木は、このように再生を始めています。