花の里公園奉仕団 12月9日 弥生の小道、倒木の処分を行いました。
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最高気温11度最低気温-2度、三田の秋の終わりでしょうか、風もなく、落葉し終えたアベマキの木陰、落ち葉に埋もれた席で弁当を食べていると、なんとも心地よいひとときでした。9人が参加しました。今日のメンバーは65歳以下の若いメンバーが二人一緒でした。時間が経つにつれ、上着を脱ぎ、さらに半そでスタイルで作業するパワーに圧倒されました。こちらは83にもなると、その周辺で鍬を持ち、ぽつりぽつりと耕し上着も脱がずに終わりました。ま、口は動かしますが。いろんな仕事があり、各自、気に入った強度でできるのが里山作業のいいところでしょう。
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今日の大きな作業は径1mにもなる大きなコナラの処分整頓です。枯れたのは5年ほど前ですが、チェンソーを使わない我々の力では伐採不可能でそのまま、立ち枯れていました。これもかなり危険な状態ですが、目をつぶって。その大きな樹がついに倒れました。左上の写真。道の側で他の立ち木にかかって浮いており、さらに落下する危険があります。用心してかかり木を伐り、チルホールを使って、道路中央から除去しました。真ん中の写真。山の中の作業には何かと危険が伴いますが、大木の移動は最も大きな災害につながります。我々が行うべき作業か少し疑問もあります、でも多分、昔の里山ではみんなで助け合い、やってきたのでしょう。いろいろ難しい仕事だけにやり遂げた満足感は大きいです。
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同じく 径70㎝はありそうなコナラの枯れ木です。この樹は中央の幹が二股で、窪んだような枝ぶりで長く道の真ん中に立っていました。今から10年前には大きなコナラで、どなたか中央にブランコを作りぶら下げていました。それだけ親しまれたコナラですが、枯れてしまいました。我々はチェンソーを使いませんので、ノコギリで懸命に切っています。こういう枯れた樹の幹中央は硬く閉まっていて、とても固く、切るのが大変です。一人で切るのはちょっとという感じです。切り離し、チルホールを使って移動しました。チルホールは本体とワイヤーに分かれますが、安全を考慮したワイヤーの重量は20㎏ほど、本体も20㎏あり、これを機械のない山中では人力で運ぶことになります。若い体力のある人がいてこその作業ですね。樹の年輪を数えてみると、40までは数えられました。意外に若い気がしますが、もういい歳なのかもしれません。
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梅広場のウメ、クリほとんど落葉しました。モミジは紅葉し、まだ残っていますが、まもなく落葉することでしょう。追肥を終えた後、梅の枝の剪定を行っています。写真左上。「梅切らぬバカ」とか。枝を整理して日当たりや風通しを良くし、病害虫を防ぎ、花や実を充実させるだそうです。暖かい日差しの中の葉の落ちた林の中でポツンポツンと枝を切る、虫もいないし、心の落ち着くときですね。併せて、自宅で成長不良、多分日光不足のクリの苗木を持参、新しく植えこみました。これも5年後ぐらいの楽しみですね。そのころまで見れるか分かりませんが。
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