花の里公園奉仕団 4月15日 春が森の中に入ってきました。
最高温度14度、風が強く肌寒い日でした。昼から雨の予報で、荒れ模様、雷、ヒョウが降るとのコメントもあり、昼ご飯後引き上げました。案に相違して青空に変わりました、何か損をしたような得をしたような。今日から新しい方が見えられました。60歳台とか、前回の人も加え、60歳代、それも下の方が増えて、平均78歳ほど、後3年ほどで瓦解するかと思っていた、この活動も続いていきそうな感じになってきました。若い人にも目を背けられることの無いよう楽しくやっていきたいと思います。
竹の伐採を主にしました。なかなか進みませんが、枯れ竹の伐採、込み入ったところの選択伐採を続けています。この地区に入って3年近いのですが、以前伐採したところの一部では新しい竹が、それも、径10㎝を越える太いものが生えています。まだ、地下茎には一杯エネルギーが残っているのでしょう。こういうところでは、10年ほど集中的に伐採を続けないと皆伐は無理ではないかと思います。少々の竹の有用理論では片付かないと思います。我々はその現状に絶望的になることなく、働きの対象を増やしてもらうくらいの気持ちでやっていますが。
森の中に出てきた春の兆し、常緑樹の新芽がどんどん出てきました。アセビ、シラカシ、アカガシ、シロタモなどなどの茶色の柔らかな新芽がどんどん出ています。常緑樹というと、落葉しないと錯覚しそうですが、もちろん、落葉します。 ただ落葉樹と違い、新芽が出、成長するまで、古い葉が枝にとどまっています。で、常緑になるのです。今、この時期で多くの濃緑色の古葉と、その上に茶色の新芽が重なって生えています。落葉はこれから始まります。
桜の花は半分ほどが散っていました。左上。散った花が風に乗って、落ち葉の上に広がっています。右のタンポポ付近にも広がっています。森の縁辺部、道路との境は伐採によって、陽当たりが良くなり、外からタンポポが入ってきました。一方、森の中には陽当たりと乾燥を好むタンポポ、スミレなどは生えないのです。植物相が異なっています。ただ、人の歩く山道ができると、条件が満たされ、道沿いにタンポポ、スミレが入っていきます。森は人間活動と連動しています。
新聞記事「雑草にも戦略 深い学びに」に、雑草の生き残る戦略が載っていました。「草取りされても日光が差し込んだら次の芽を出せるよう、種をたくさん土に蓄えておく。種がべとべとして靴にくっつきやすく、新しい場所に移動して生えやすい。踏まれても立ち上がることに無駄にエネルギーを使わない」などだそうです。雑草にもそんな戦略があるのかと、見直しますね。頑張ってますね、タンポポ。
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