花の里公園奉仕団 9月3日 変わらず暑いですが、少し秋が近づいてきたような。
毎日、天気予報は今年の夏の異常な暑さを報道し、9月いっぱいは暑さが続きますなどと伝えています。今日の最高気温29度、最低気温22度、夜が涼しくなりやや過ごしやすくなりました。本日も暑さにめげず、12人が集まりました。
新聞に奄美大島でマングースの根絶に成功した、とありました。1979年にハブ対策として放されたマングースが希少種被害等の理由で駆除を開始、20年近くをかけて根絶したとか。マングースにとっては迷惑な話ですが。昨日、道側の溝をのぞくと1㎝強のピンクの塊が壁についていました。何かと見るとジャンボタニシの卵とか。1981年食用目的で輸入され、今は稲苗を食べると、駆除の対象に。先週書いた枯れ竹を切っていて見つけたタイワンタケクマバチは、2006年に中国から竹材と一緒に来たとか、こちらは今の所大きな被害はないようですが。この50年ほどグローバル化の下、かってない速度で動植物の移転が進んでいるようです。入れたり駆除したり、人間の都合で忙しいことですが、その影響が身近な里山にも及んでいるようです。
今日も竹の伐採を行いました。本日の報道写真?のうち、抜群にきれいに撮れていました。何となく初秋の雰囲気が出ていませんか。わからん、そうですか。きれいに整備が終わったこの丘陵ではこのような感じの森が広がっていると思います。なかなか大変ですが。
有名な「秋来ぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれぬる」という歌があります。この歌は1000年以上前の8月はじめに読まれたと言う事ですが、秋近くなるとつい頭に浮かびます。うんざりするほど「暑さは続く」と聞かされると、それでもと秋の訪れを探し始めています。畑では、夏野菜のナス、キュウリ、唐辛子はほば終わり、白菜などの秋野菜の種まき、苗つくりが始まっています。山に入ってみると、虫に切り落とされたドングリの実、カラスザンショウの実が地面に落ちていました。やはり、秋はひたひたと近づいているようです。
秋の初め、ドングリの実に穴を開けて卵を産み付ける虫がいます。その名も「ハイイロチョッキリ」。卵を産み付けた後、その実が付いた枝をチョッキリ切って地面に落とすことから、その名がつきました。あちこちに切られたドングリの枝が落ちています(左写真)。
この森には大きなカラスザンショウの樹があります。その下に山椒の実に似た緑色の実がたくさん落ちていました。赤紫色に熟するのは11月頃で小鳥のエサになり、そのことで分布範囲を広げるようです(右の写真)。
なぜ?なに?自然の大図鑑!|HondaWoods 元気な森を次世代のために、地域のために。global.honda)
何回も繰り返しになりますが、径20㎝に近い大きなフジツルが空に向かって伸びています。写真の白い矢印です。切ってみると、柔らかくて竹のノコギリでも簡単に切れます、左上の写真のように何層もの大きな形成層ができています。冠上部で爆発的に葉を作り形成層を発達させたのでしょう。形成層とは何か見ていたら下記のブロッグを見つけました。中学受験用とか、すごいですね。
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