10月前半の活動
長い長い夏もようやく終わりを告げ、過ごしやすい季節となりました。夏の間活動をお休みされていた方も戻って来られて、参加人数も増えてきました。
ブイブイの森の遊歩道沿いに見られる萩の花も今年は暑さのせいか咲くのが遅かったようです。
9月下旬にまとまった雨が降ったせいか、遊歩道沿いの枯れたアカマツ他1本が斜めに倒れかけていた為、10月5日伐採を行いました。
10月10日には今年度のまちなか里山セミナー第二回の植生観察と植生調査がブイブイの森にて行われました。その際に講師の人と自然の博物館 橋本佳延先生がこの伐採したアカマツの
年輪を数えてみられました。その結果はだいたい54年、ニュータウン開発が始まった頃に芽生えて成長をしたアカマツだとわかりました。
60年ほど前までこの森はアカマツが優先する明るい森だったそうです。その後、コナラ、アラカシなどが成長して樹冠を覆い、さらに竹が侵入して荒れてしまいました。
私たちが活動を開始してから竹や常緑樹を伐採していますが、元のアカマツ林にはもう戻る事はないでしょう。
今年度の受講生は7名とやや少なめですが、とても熱心な方が多く先生の説明を聞いて色々な質問もされておられました。
10月11日の活動は、二手に分かれて行いました。
まずは土木工事チーム。展望所への階段が一部壊れているとの報告があり、階段を作り直しました。腐ってしまった材を取り除き、新たに材を入れるのですが…
杭打ちは重労働です。地面の下は木の根がはびこっていて土はとても固くなかなか入っていきません。交代してやらないと無理!!
土を被せ足で固めたら、歩きやすい階段が出来上がりました。ほんの数段の階段を作るだけでも大変な作業です。
各地の山で登山道を整備されておられる方々に頭が下がります。これからは段差がきついとか、足幅とあわないとか文句を言わずに登りたいと思います。
階段が出来上がり、展望所で一休み。この日は空気も澄み秋空が広がってとても気持ちがよかったです。三田北部の山々がすっきりと見えました。
もう一方の草刈りチーム。ここは雨が降ると長靴が沈んでしまうほどの湿地ですが、最近やや乾燥化してセイタカアワダチソウの侵入が気になっていた場所です。
場所によっては背丈より高くなっていました。
皆さんの努力の結果、こちらも見違えるほどすっきりしました。
涼しくなると活動の効率も上がりますね。以上、10月前半の活動報告でした。
この情報は、「ブイブイの森クラブ」により登録されました。