令和５年8月２２日　健康講座　住み慣れた街でいつまでも　～フレイル予防で健康長寿～

於：三田市総合福祉保健センター　２階　講座室

人は年を取ると段々と体の力が弱くなり、外出する機会が減り、病気にならないまでも手助けや介護が必要となってきます

このような心と体の働きが弱くなってきた状態をフレイルと呼びます

そこで今回は、フレイル予防をテーマに「健康講座」を企画しました。

●　テーマ　住み慣れた街でいつまでも　～フレイル予防で健康長寿～

●　講師　武庫川女子大栄養科学研究所　谷野　永和先生

●フレイルチェック

・体重の減少・疲労感・身体活動の低下・握力低下・歩行速度の低下　　※３つ以上当てはまると要注意です

●フレイル予防のポイント

フレイル予防は日々の習慣と結びついています

フレイル予防の３つのポイントを見直すことで活力に満ちた日々を送りましょう

１．食事　　低栄養予防・・・エネルギーとタンパク質をしっかり摂りましょう

２．運動　　ロコモ予防・・・運動は筋肉の発達だけでなく食欲や心の健康にも影響します

３．社会参加　認知予防・・・趣味やボランティア活動に参加すると認知機能低下予防に効果的

●　低栄養予防のポイント

〇１日３食バランスよく食べる

〇良質なたんぱく質やカルシウムを摂る・・魚や肉、卵等の動物性たんぱく質やカルシウムが豊富な牛乳・乳製品を摂る

〇塩分は控えめに・・１品は濃い味にするなどメリハリをつけ香味野菜や種実類を使うなど工夫する

〇お茶や飲み物からの水分補給を・・１日1,200～1,400ｍｌの水分を摂る

〇バッカリ食・簡単食は避ける・・好きなものばかりやインスタント、レトルト食品ばかり食べるのはやめる

〇楽しい共食の機会を作る・・家族や友人と一緒に食事をする機会を作る　等々

ここでは書ききれないほど沢山のお話が聞け、「フレイル予防の話がきちんと聞けて良かった」、「予防の大切さを知った」と好評のうちに終了しました。